国名 | バラド=ドゥーア共和国 | |
英語名 | Republic of Barad-dûr | |
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首都 | スティニア | |
元首 | ミコト大統領 | |
国の標語 | なし | |
政体 | 共和制(開発独裁) | |
言語 | ベルセリア語、ドイツ語、ウルフェンバルド語 | |
民族 | ベルセリア氏族、ドイツ人、ウルフェンバルド氏族、黒兎氏族 | |
宗教 | カトリック及び民族宗教 | |
通貨 | バラド=ドゥーア・マルク |
概要 †
フォルストレア(地域番号4)に居住する四つの民族からなる共和国。
典型的な開発独裁国家であり、一党独裁。報道、言論を初めとして国民の政治的権利は制限されているが、経済的には豊かで政治的安定を享受している。
基本法により四つの民族はそれぞれ対等の地位を有するが、黒兎族は最小数派ながら特殊な立場を有する。
歴史上の経緯により国内民族問題に敏感であり、人種対立・民族対立を煽るような言論・表現は厳しく取り締まられる。
歴史、ディスコード「降魔の月/Eldritch Moon」と黒兎族 †
※黒兎族関連の設定はクシナダ小公国のプレイヤーの承認済みです。
共和国近辺では二つの月が観測できる。この暗く不吉な月はディスコード暴走期にバラド=ドゥーアに忽然として現れ、人間や亜人、動物、果ては自然物を歪み変容させ発狂させた。自然法則をねじ曲げ、大地を軋ませ、空間を歪ませ、生物を奇怪な姿に変えていくのである。
バラド=ドゥーアでは古来より人類種ベルセリア氏族と狼系亜人であるウルフェンバルド氏族の二大勢力がそれぞれの版図に王国を建設し、時に協調し時に敵対していたが、降魔の月の出現により両共同体は崩壊し、多数の死をもたらした。
アースを故郷と名乗る外来人類種「ドイツ人」の出現は、バラド=ドゥーアにさらなる混乱をもたらした。
ドイツ人たちはこの世界に転移したことに驚き困惑し絶望さえしていたが、進んだ技術と思想を保持しており、地域への定着をいち早く成し遂げ、ベルセリア・ウルフェンバルドの地に浸透し生活圏を確保したのである。
これらのかつてない危機と混乱の中、流浪の氏族たる月兎族は敢えてディスコードに自らを汚染させ、同化することで逆に制御しようと試みた。この試みは限定的ながら成功し、百年を経た現在ではディスコードの影響は月兎族にのみに影響を及ぼしている。
月兎族の霊的性質として月からの影響を受けやすいことも成功の一因とされている。その代償として月兎族は呪われた。呪いのため彼女らは自らを「黒兎族/レパノア」と自称する。
黒兎族は下記のいずれかの性質を「恩寵/ギフト」として発現させている。「恩寵」は体細胞を変異させ、脳の受容体まで作り変える不可逆の変質であり、常時作用し生涯永続する上、除去方法も対処療法も存在しない。
- 被虐快楽:痛めつけられたり嬲られることに快楽を感じ、心の奥底で望むようになる。
- 嗜虐誘発:存在自体が見るものの性的嗜虐心をくすぐってしまう。
- 奉仕快楽:目の前の男性自身の性的快感を自分のものとして感じる。両性具有でもなしに射精の快楽を知っている。
- 陥落容易:強い態度に怯えやすく、優しい態度になびきやすい。常に依存の対象を求めており、手を引かれれば誰にでもついて行ってしまう。
- 快感応答:ちょっとした刺激や振動に快楽を感じ、日常生活にも支障を及ぼす。
- 背徳中毒:浮気、不倫、寝取り、近親相姦といったインモラルな誘惑行為に異常に興奮する。
- 拘束快楽:手錠、目隠し、猿轡、首輪などに拘束されることに興奮を得る。
- 求愛願望:他人からの好意、賞賛、同情が快楽をもたらす。いわゆる重度のかまってちゃん。
- 絶頂制限:誰かに許可を貰わなければ絶頂に達することができず、逆に許可されれば容易に達することができる。
- 淫魔人格:心の奥底に邪悪な別人格が潜み、ストレスやショックによって入れ替わる。
黒兎族はこれらの精神障害と引き換えに老化遅延と魅了の力を有する。黒兎族の肉体は降魔の月からの波動を周囲に拡散しており、見るものの心の認識を歪め、保護欲や独占欲を喚起し強精や回春までもたらすのである。
黒兎族は降魔の月の影響下でのみ生存を許される。国外に出た黒兎族は一日と経たず全身の細胞が癌化して死亡する。
逆に強力な肉体再生能力を有し、虐待や暴力、事故を受けても生きてさえいれば数日で元の姿に復旧する。
黒兎族もまた他国における月兎族と同様に定住せず、独自の宗教を持ち、他民族と距離を置く為に政治的、経済的に弱い立場に置かれている。魅了の力は市民や観光者に対する物乞いや売春をさらに定着化させた。
X年の崩壊 †
突然のディスコード「降魔の月」の活性化により、国民のほぼ半数が発狂あるいはおぞましい怪物へと変異した。なんの予兆もないこの災厄により、バラド=ドゥーアは一夜にして崩壊した。(放置ターンによる自動放棄)
唯一、既に変異済みである黒兎族はその影響を免れた。ミコト大統領は黒兎族のネットワークを使用し、正気を保っている国民を糾合。軍を再編成し兵器廠を稼働させ、悪夢の化け物たちを現代火器の力によって駆逐した。(再建国)
地理 †
バラド=ドゥーアは冷涼な気候である。
季節は春と秋、そして長い冬の3つに分かれる。夏に相当する季語は存在しない。
建築や衣服は防寒の機能性が重視される。都市は寒さと外敵の脅威から身を守る為、高い市壁と石材と木材の複合した高度なゴシック建築によって構成されている。
ベルセリア系都市、ウルフェンバルド系都市では意匠に差違がある。
バラド=ドゥーアでは森林は豊富に存在し、木々は密集し立ちこめる霧で満ちている。木々はくすんだ赤、金、そして緑色の広葉樹で、森の地面は湿った落ち葉に覆われている。
人々にとって森は採取の場であり、野生動物の棲む恵みの森であり、変異した魔物の潜む闇の世界でもある。
首都 †
工業都市スティニア。
民族 †
四民族の居住区は複雑に入り乱れ、分離は非現実的。しかしながらそれぞれ民族としてのアイデンティティは強固に有し、三種類の言語が公用語とされている。
在来人類種 †
ベルセリア人。迷信深き人々であるがカトリックへの改宗が進んでいる。
外来人類種 †
ドイツ人。アース出身を自称する。実質的に国家を回しているのは彼らである。
亜人種 †
- ウルフェンバルド氏族
こういうの:http://www.gaming-city.com/images/articles/2013090205/4.jpg
肉食。シカ・イノシシ・野生のヤギなどの有蹄類、齧歯類などの小動物を狩る。素手で。
時速約45~58kmで走る。現代都市では冷凍肉を調理して食するが、休暇では郊外の狩猟区域に出かけることも多い。
- 黒兎氏族
降魔の月により穢れ呪われた月兎族。工芸の技術は失われている。放浪し定職に就かない。
草食。ニンジン、オオバコ、ハハコグサ、チチコグサ、タンポポ、シロツメクサ、ハコベ、アザミなどを食する。
全員女性で生殖には他種族と交配する。生まれる子はすべて黒兎族の女子となり恩寵を持つ。
政治 †
- ミコト大統領
役目のみ、象徴的で儀礼的な役割の大統領。国の象徴的な立場として存在する。
ミコト。黒兎族。黒兎族に姓はないので、ミコトがフルネームである。
降魔の月の巫女であり、すべての恩寵を持つ。
共和国の大統領であり少なくとも76歳であるが、外見は少女のままである。長年の人脈と容姿、魔力から他民族有力者の支持を集め、大統領選挙では毎回多数の票を維持して再選を繰り返している。
政治思想としては非常に保守的で開発独裁体制を継続している。
http://pekeusa.blog13.fc2.com/blog-entry-616.html
- ペトロシアン首相
ドイツ人。実質的な国政の最高責任者。
- ベナンダンテ
ウルフェンバルド人。大統領警護長。
- 議会
一院制。普通選挙制。議席は220席。任期6年で3年ごとに半数が入れ替わる。解散はない。
外交 †
宗教 †
カトリックが在来、外来、亜人問わず浸透しているが、黒兎族は降魔の月を信奉する独自の宗教を有している。
経済 †
繊維工業、食品工業、雑貨、印刷などの消費財工業が主流。
産業 †
農業 †
漁業 †
工業 †
観光 †
お月見公園 †
降魔の月は触れることはできないが、はっきりと視認できるディスコードであり、その神秘性から観光資源となりうる。首都スティニアではお月見公園なる広場が存在する。
秘密の中庭 †
博物館として一部開放されているベルセリア元王宮の一角。巧妙な配置により隠されており、地図や図面、記録にも存在しない。上流貴族の数々の陰謀に使用されていた。
尖塔断の運河 †
水道。古代より伝わる内陸国家の給水システム。石とレンガを用いて建設された古代遺跡の一端であり、都市や工場地に水を供給するために現在でもメンテナンスされ実用に供されている。
花盛りの湿地 †
黒兎族の宗教的聖域。降魔の月を讃え、成人の儀式では新たな恩寵を授かる。
名前の通り美しい湿地帯であるが、そこかしこに底無し沼が存在する危険な場所である。
人喰いワニも数多く生息しているが、黒兎族を喰うことは無いらしい。
植物の聖域 †
ウルフェンバルドの都市高台に造られた空中庭園。
その他 †
他各都市には著名な博物館、寺院、劇場を持つものがある。繁華街に行けば黒兎族を見つけることは難しくなく、容易にロマンスにありつくことができる。
報道機関 †
- バラド=ドゥーア・アルゲマイネ・ツァイトゥング(Barad-dûr Allgemeine Zeitung/バラド=ドゥーア総合新聞)
軍事 †
陸軍 †
海軍 †
内陸の国家であり海及び海軍は存在しない。